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テーブルセッティングとおもてなし

ある本にテーブルセッティングって本当に必要なのか?ということが書いてありました。お客様をお迎えするのに当たり前のように毎日テーブルセッティングしている私共には衝撃的な文でした。とても考えさせられました。現在私共のお店は完全予約制、カウンターもなく割烹スタイルはしていません。本では「テーブルセッティングというのは店の者が楽をするためにするもの。お客様が来店されてからグラスや箸を置き、ゆったりとすごしてもらうのが本来のおもてなしでは?」というような内容のことが書いてありました。本当はそういうようにするのが理想であると思います。私が去年お邪魔した徳島の婆娑羅というお店では四角の黒御盆に水に濡れた竹箸が最初に出てきました。それだけで素晴らしい「おもてなし」であると感動しました。 http://www.koyama-hirohisa.co.jp/html/basara_tokushima_0.html 私が若女将を務める料亭は現在は最大180名のキャパで営業していて、きめ細かなおもてなしが行き届いていないのが現状です。それで、少しでもと私は料理の上に掛けておく掛け紙を心を込めたものにしようと 3年前から手書きで一枚一枚季節のものを書いています。お店のURLの中でも紹介させていただいておりますので、一度ご覧ください。 http://www.uotome.com/info/2005.htmlこれはなかなか大変なことで、自分で言葉(俳句が多い)と絵(俳画のつもり)を毎回考えています。いつも自己流ですきに書いているのですが、時々、添削してくださるお客様がいらっしゃったりで、大変感謝しております。 雪とけて蛇も穴から娑婆に出る 若女将作 「雪とけて 蛇も穴から 娑婆に出る」 お客様添削「啓蟄や 蛇が伺う 娑婆の風」 さすが、お客様が添削していただいた方は、蛇の表情まで想像できそうな感じです。日々勉強させていただいております。ありがとうございます。私は「おもてなし」のひとつとして少しでも季節感が出て、話題のひとつにでもと思ってやっております。今後もがんばりますので、よろしくお願いいたします。





コメント (1)

笠嶋賢一郎:

雪とけて蛇も穴から娑婆に出る
は、大変平易で素直な表現で女将の
優しさがにじみ出ていると思います。
啓蟄や --は、俳句として
完成されていますので、
受け取った方は構えると思います。
女将流にのびのびと感じたままに
通されて良いと思いました。

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2005年03月12日 22:22に投稿されたエントリーのページです。

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