リチャードさんに案内され、まずやってきたのは、とてもとても広いフラットなぶどう畑です。ここのパライソさんの畑は350ヘクタールあり、ここではシャルドネ、シラー、ピノグリ、ピノノワールなどのぶどうを作っているそうです。ここのぶどうはほとんどがワイナリーへ売るもので、パライソラベルのワインはこの畑のぶどうは使われていません。ここのぶどうは主に、ロバートモンダビやベリンジャーなどに売っているそうです。上の写真にある緑色の大きい機械で、色んな作業ができるそうです。ぶどうのライン4ラインを一度に作業してくれる機械です。
リチャードさんの作るぶどうの品質は、アメリカでとても信頼を得ていて、大手ワイナリーもリチャードさんのぶどうを買っているのです。
リチャードさんは、自社で運営しているぶどう畑が150kmの間に17区画あり、総面積は3000エーカーだそうです。モントレーの地形が、海からの冷たい風がぶどうにとてもいい影響を与えてくれていると話されていました。さて、エーカーという単位を使って表示していましたが、1エーカーというのは1ac=247.105k㎡ですので、3000エーカーなんて想像できません。アメリカってほんとに広いんだなーと実感しました。
このぶどうを売ることがメインのビジネスであり、パライソワインは趣味のようなものだそうです。
パライソの醸造所にやってまいりました。ステンレスのタンクとオーク樽とがあります。リースリングはステンレスタンクのみで造ります。樽は使わないことで、ぶどうそのもののとてもフルーティーな味となるそうです。シャルドネは樽で醗酵した後、タンクで醗酵するそうです。その樽も新樽と何回か使った樽とでは、樽香が全然変わってきます。それを混ぜ合わせたりして調整するそうです。
樽にもいくつかあり、フレンチオークのみと、アメリカンオークのみのものと、フレンチとアメリカンの混合のものがあります。それによっても香りに影響があり、樽の値段も違うので、ワインの仕上がりも変わってきます。
パライソのワインは、1989年にメーカーが創立しました。今のラベルになったのは2000年だそうです。
パライソのこだわりがすごいと思ったのは、いいぶどうができなかったら、作らない、ということです。パライソシラーは特別に「ウェディングヒル」で収穫したぶどうを使ったワインでそのままですが、”パライソウェディングヒル”という銘柄もあります。それは普通のシラーよりも値段的にも2000円ほど高くなっています。しかし、2002年は「ウェディングヒル」のぶどうがあまりよくなかったため、2002年の”パライソウェディングヒル”は、生産せず、全てシラーとして出荷したそうです。そのくらい、納得いかなければ、ブランド名もつけないというこだわりがうかがえます。





















