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これから期待できる甲州ワイン♪

勝沼町で、5つのワイナリーに行って感じたことは、「甲州ワインの可能性に希望をもって醸造している」ということです。今までの甲州種のぶどうの位置づけとは、明らかに変わってきているということです。日本のぶどう生産はもともと生食用でした。実は甲州ぶどうは1000年以上の歴史を持っています。甲州の栽培面積が一番多いのが山梨県です。明治初期にワイン造りが始まったとき、生食用には使えないぶどうで造るという悪しき慣習が生まれました。その痕跡は今も残っていて、生食用とワイン用と別々に栽培される場合は稀なのです。同じ畑で栽培していて、紙がかかっているのが生食用、何もかかっていないのがワイン用となっているものが多いです。


しかし、最近では甲州ワインにテロワールを映し出そうと、町・字・小字・土地などを限定してぶどうをはじめからワイン用として栽培していこうという動きが始まっています。このようなワイン専用のぶどうを栽培する傾向にあることはとても大事なことだと思います。


たまたま、ワイナート11月号に載っていました。


(ワイナート11月号より)フランスのボルドー大学醸造学部、ジル・ド・ルベル教授とオーストラリアのワインジャーナリストであるデニス・ガスティン氏に、甲州ワインについてどう思うか聞いてみた。ふたりは4年間にわたり、山梨県で実施されている国産ワインコンクールの審査員を務めている。ルベル教授は、良質な甲州ワインの特徴を「豊富なミネラル、アロマティックな果実感、繊細さ」だと指南する。南国の果実のようなフルーティさはむしろ控えめで、どちらかというと、北方の冷涼な地域のソーヴィニヨン・ブランと比較できるという。しかもこうした特徴を備えた良質な甲州ワインは、ここ3年間で明らかに増えたと捉えている。専門家レベルだが、甲州ぶどうを研究しようという動きもあるらしい。一方、ガスティン氏は、かつての甲州ワインは、果実味を覆い隠すほど樽香が強すぎる「オーキー甲州」と、繊細な味わいだが線が細い「ミネラル甲州」の2タイプだけだったという。しかし今では、繊細な味わいのなかにも土壌からのミネラルが十分に感じられるタイプと、樽は使っているものの、決して樽香は強すぎないタイプが造られるようになったとみている。後者は、ミネラル感はやや乏しいが、果実味が豊かで、これはこれで良質な甲州ワインの在りようだとしている。


このように、甲州は今まで研究されていなかったぶどう品種なのだということがわかります。まだまだ未知の甲州ワイン、将来が楽しみです。





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2007年10月04日 15:04に投稿されたエントリーのページです。

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