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茶禅一味

最近、色々と精神的に考えることがあり、私は茶道も習っているのですが、さて、「なんでお茶を習っているんだろう?」ということをもう一度考えてみることにしました。

「茶禅一味(ちゃぜんいちみ)」という言葉がありますが、茶道と禅は同じ境地にあるべきものということです。私が茶道を習う目的は・・・・やはり「おもてなしの心」を常に忘れないためです。

利休道歌(利休百首)とは、千利休(せんのりきゅう)の教えをはじめての人にもわかりやすく、おぼえやすいように、和歌の形にしたものですが、それは

茶は服のよきように
炭は湯の沸くように
夏は涼しく、冬は暖かに
花は野にあるように
刻限は早めに
降らずとも雨の用意
相客に心せよ

です。このあたりまえのことが出来ていない・・・・。


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この書物は、一年前に婦人画報さんの「ダンフミ茶会」に行かせていただいたとき、お正客であられた大徳寺松源院の泉田宗健さまにいただいた本です。もう一度読みました。
この中に、「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉も書かれていました。

(書物より)・・・・・・・・大徳寺の沢庵禅師さんが、江戸幕府三代将軍家光の剣術師範であった柳生但馬守に与えた「不動智神妙録」という書簡があり、その中で「不動智」について語り、「物を一目見た時、心をそこに止めないことだ、」といっている。たとえば、十人の剣客と一人ずつ相手をするとき、一人一人の太刀に心を留めることなく、次から次へと真新しい気持ちで相手になってゆくと、スムーズに油断のない働きができる。しかし、一人の前で心が留まってしまうと、二人目の時には最初の人の方へ心の何分の一かが行ってしまって、そこにスキが出来、本当の力が出せずじまいになり、敗れてしまうのである。ここに欲しいものがあるとする。それはお金でも、食べものでも、芸術作品でもなんでもよいが、そのひとつごとに心を留めてしまうと、その品物をどうやって手に入れよう、から始まって、お金をどうやって工面しようかとか、ひどいのになると、どうやって人を騙そうとか、はては泥棒までして我がものにしようなどと、心は嵐のように動いて収拾がつかない。すぐに次のものが眼前に現れても、そこに精神集中はなされず、納得のいく行動が取れなくなる。どんなに素晴らしいものが目の前に現れ出たとしても、鏡がその前に来たものだけを映すように、心を次から次へと移すことが大切で、ひとつのものに執着し、留めてはいけないのである。心を鏡の如くとぎすまし、写るにまかせるのである。写ったものを追いかけてはいけない、すなわちものごとにとらわれてはいけない。とらわれると、そこに心のスキができて、人間としての敗者の要因を作ってしまうのである。そこには少しも自己の絶対的主体性がないということになる。ものに左右されて、世界の主人公となり得ていないのである。その「心の鏡を磨く」ということについて、実際の生活において、どのような行いをしていったらよいのか。「脚下照顧」である。表面的な意味は、自分の足元をよくみる、履物がキチンと揃えて脱がれているか、ということである。しかし、ここに深遠な意味が含まれていることを知らなければならない。履物が一糸乱れず、きれいに揃えてあるならば、それは脱いだ人の心が散乱しておらず、スカッと精神が統一されている証拠である。その瞬間は、意識するとしないにかかわらず、心は磨きぬかれた鏡のように清浄である。その反対ならば、心ここにあらずの状態で、落ち着かぬ混乱状態と言って良いだろう。・・・・・・・・

よく小さい頃、両親や祖父母に「靴は揃えなさい!」とうるさく言われました。みなさんも一度は言われたと思います。最近では、自分が子供に「靴揃えなさいよ!」と言っています。この履物を揃えるというあたりまえの生活習慣ですが、本当にできているでしょうか???
最近子供を叱ることも増え、「私は叱りすぎ?」と思ったりしますが、『どうして叱るのか』『靴をそろえる意味は?』ということなども含めて考えて叱るときは叱る、褒めるときは褒める、という気持ちでやっていきたいと思いました。そして、叱るよりもまず、自分ができているか?ということも省みたいと思います。





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コメント (2)

dk:

はじめまして.

茶禅一味,という言葉の意味を調べていて,こちらに
辿り着きました.

現在,禅に関する本を読んでおりまして,お茶と禅の
繋がりに興味があります.

こちらの blog も参考になりました.
有り難うございました.

>dkさま
はじめまして。
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
「徒然なるままに」も読ませていただきました。
興味深い記事ばかりですね。
またブログに遊びに来てください。
お茶と禅との関係は深いと思いますが、まだまだ私も勉強中です。これからも精進していきたいと思います。

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2007年11月16日 23:38に投稿されたエントリーのページです。

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