ムスティエ・サント・マリーを後にし、向日葵の景色も見ながら、また西へと向かいます。
フランスの中世建築、ロマネスクの聖堂、シルヴァカーヌ修道院に来ました。
ロマネスクは11世紀後半から12世紀にかけて西ヨーロッパで盛んだった建築様式です。自然の中に溶け込んだ素朴なその姿は、現代人の心に不思議な安らぎを与えてくれます。
リュベロン山地の南側にあります。
この修道院は、現在は修道院活動は行われていません。夏の夜にピアノフェスティバルなどを行う会場となっているそうです。
厳格な雰囲気の修道院です。
デュランス川と湿地帯に挟まれた土地にあり、創建当時はやはり俗世間との接触がまったく絶たれた場所だったようです。シルヴァカーヌとは、「葦の森」という意味です。
教会は12世紀、そのほかの部分は13世紀に建てられました。装飾はいっさいなく、厳格な雰囲気です。
世俗の喜びを捨て、1日のほとんどを祈りと瞑想ですごしていた修道士たちの姿が浮かんでくるようです。シトー会の修道院特有の簡素な美です。
庭も装飾がなく、シンプルな造りです。そのシンプルさが心に残ります。
このシルヴァカーヌ修道院で、私達が来た7月に、ちょうど「Henry Le Chénier」という方の期間展示がされていました。7月7日~10月10日の期間展でした。
彼のアートは、「絶対的な禁欲主義」ということで、シルヴァカーヌ修道院とリンクする部分があるのでしょうか???
子供達も静かーになってしまうほど、不思議な雰囲気の修道院でした。
「簡素の美」に心が洗われた気がします。
