昨日はある団体様の忘年会でした。
何十年も前からご贔屓にしていただき、平均して月1回以上ご利用いただいています。そのお客様の中のお一人が、
「ちょっとこれ、味ついてないよ。」とおっしゃいました。私はびっくりして、「いつもどおりのはずなんですが、確認してきます。」と言うと、お隣の方は、「この人味音痴だからわからないよ。いいよいいよ。」とフォロー?してくださいました。でも、気になったので調理場に行って確かめました。そして、お客様のところへもう一度行き、「ちょっと今日は味が薄くなってしまっていました。申し訳ございません。でも、そういうご指摘は、今後もぜひお願いいたします。そのことで、ちょっとした気づかないことが忘れていることがあるので、本当にありがとうございます。」とお話させていただきました。
お客様からのお言葉で、はっと我に返り反省の一日でした。
昨日お客様のお料理で「かぶら蒸し」の余ったものを、夜中に主人と食べました。すると、あんかけの葛が少なく、蕪とのバランスが悪い、という感想でした。早速、今日試作しなおして完成させました。
どうしてバランスが悪かったのか、という原因は、『器』でした。いつも使っていた蓋物ではなく、今年新調した有田焼の蓋物を使ったので、蒸し具合とあんかけの量を微妙に差をつけなければいけなかったのです。
器でこれだけ全体の味が変わってくるので、料理と器の関係をもっと研究しなければいけないと思いました。お客様の前に出たときが完成品となるように、日々気を配らなければなりません。まだまだ気配りが足りないと考えさせられた一日でした。
最近、ニュースでは「不景気」という文字ばかり見られますが、不景気だからこそCS(カスタマーサティスファクション)を大切にしていかなければならないと思います。
お客様に満足していただいて、次に繋げていく・・・・そればかり考えています。
毎日、料亭うおとめのお料理(前菜)に、このような掛け紙を掛けさせていただいています。

これは、私の自作の俳句を自分で書いてちょっとイラストをつけたものです。
嫁いですぐに初めた掛け紙なんですが、最初はちょっとした季節の言葉とイラストだけでした。それがいつの間にか俳句になり、今もずっとオリジナルの俳句を書き続けています。
↓その掛け紙はこちらで見ていただけます。
http://www.uotome.com/info/2008.html
主人の京都での修業先の出入りの器屋さんのご主人が、絵付けをしていらっしゃるのを見学させていただいてヒントを得ました。
越前市は越前和紙が有名です。その越前和紙を利用しようと、手書きの掛け紙をずっと続けています。
うおとめは、ポイントカードはありませんが、この掛け紙を違う俳句10枚集めていただきますと、1名お料理代金をサービスさせていただきます。(4名様以上お料理5000円以上でご予約の場合)
不景気だからこそ、アナログなサービスが大事になってくると思います。お客様一人一人に対する木目細かいサービスが本当に大事だなとつくづく思いました。そのおもてなしの心のサービスは、マニュアルでは対応できません。日々の心掛けから学び習得し、提供していかなければならないものだと思います。
忘年会・新年会シーズン、たくさんのお客様に満足していただけるように、気を引き締めてがんばります!!
