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行きたいと思っていたお店が・・・・・。

今年ももうあと残すところ5日となりました。

来年はどんなことをしたいかと考えていました。

「絶対に東京のこのお店に行ってみたい。」と俳句を始めた頃から思っていたお店がありました。


銀座1丁目にある『卯波』という小料理屋さんです。

『卯波』
http://www.h7.dion.ne.jp/~unami/


~ブログ「実りのとき」様より抜粋~

卯波は俳人・鈴木真砂女さんが1957年(昭和32年)3月に始めたお店です。

真砂女さんの生家は房総地方に名の通った老舗旅館で、現在は「鴨川グランドホテル」です。昭和4年、22歳で東京・日本橋の問屋の息子と恋愛結婚し、女児を生みましたが、夫は賭博に入れ込んだあげくに蒸発してしまいました。真砂女の大波乱人生の幕開け。致しかたなく実家に帰り、家業の旅館を手伝っていました。 ところが昭和10年に、旅館の女将を継いでいた姉が急死してしまいました。家業の存続を思う父母の涙ながらの願いで、真砂女はやむを得ず義兄と再婚しました。こうして真砂女は28歳にして老舗旅館の女将となりました。真砂女はある著作の中で、「夫は良い人だ。だがどうしても好きにはなれない。」と書いています。真砂女の大波乱人生の第2幕が始まろうとしていました。 若くして亡くなった真砂女の姉は、俳句をたしなんでいました。その姉の遺稿を整理しているうちに、真砂女は次第に俳句の世界に惹かれて行きます。幸薄い自分の人生を思うにつけ、それを俳句に詠まずにはいられなくなりました。

夫運なき秋袷(あわせ)着たりけり   鈴木真砂女

後に久保田万太郎に師事し、俳句結社「春燈」に所属するようになりました。
30歳のとき、真砂女は旅館に泊まった海軍士官と運命的な恋をしました。相手は7歳も年下で、すでに結婚していました。

羅(うすもの)や人悲します恋をして   鈴木真砂女

やがて、真砂女は戦争に出征する恋人の後を追って家を出奔します。その後、また家に帰りましたが、もう夫婦の間には埋めることのできない深い溝ができてしまいました。 50歳のとき、真砂女はついに離婚し、東京・銀座1丁目の路地裏に小さな小料理屋を始めました。店を借りる際には、作家丹羽文雄が保証人になってくれたとのことです。銀座といってももう有楽町駅に近いところで、都心としてはごく普通の商店街の中です。
店の外には「卯波」という看板が出ていますが、この名は真砂女の代表句

あるときは舟より高き卯波かな 鈴木真砂女

からとったものです。真砂女自身も、この名句を誇らしく思っていたのでしょう。

幸は逃げてゆくもの紺浴衣   鈴木真砂女

江戸以来、俳句は「ゆとり」、「あそび」の世界を主たる対象としてきました。生活感の排除をもってよしとする傾向すらありました。その中で、真砂女は実体験の切なさをもとに、男女の愛の句という新ジャンルを開拓したのです。1999年には、句集「紫木蓮」で、その年の最も優れた句集に与えられる蛇笏賞をうけました。2003年3月、真砂女は96歳の長寿を全うして大波乱の人生を終えました。


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そんな「卯波」さんへぜひ一度足を運んでみたいと思っていたのですが、改めてネットで「卯波」を検索してみると・・・・・・とても残念な事実がわかりました。

銀座経済新聞(2008年1月28日)
http://ginza.keizai.biz/headline/596/


なんと、今年の1月末に閉店していました。とても寂しい・・・・。


鈴木真砂女さんの俳句、大好きです。真砂女さんの俳句に励まされて、日々生活してきました。真砂女さんの波乱万丈だけど素直な心を俳句に詠む心が大好きでした。
そのお店がなくなってしまったことは本当に悲しいです。


でも・・・・・・
お店はなくなっても俳句は残りますね。

もう二度と行けない、幻のお店。鈴木真砂女さんの俳句を胸にまた日々がんばろうと思います。





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2008年12月26日 23:25に投稿されたエントリーのページです。

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