さて、点心をいただき、お茶のお点前が始まります。
麹谷さんが「大寄せの茶会というものは、通常は亭主が正客にお茶を点てますが、正客以外の客に対しては、「影出し」と言って水屋で点てたお茶を配る形式が多い」とおっしゃいました。
そして、「そうではなくて、亭主がお客様みなさん全員のお茶を点てたいのです。」とおっしゃいました。
「どういう風にして、その大寄せでの影出しの問題を解決できるのだろう・・・」と考えていました。

みなさんで総礼。水屋の方もお運びの方々も、オールメンバーで総礼です。
麹谷さんが出てこられ、真っ白の壁に・・・・・・・!!

「一」を一文字書かれました。
そうか!!
これが茶会記に載っていた、「床 麹谷宏 筆 『一期一会』」なのか・・・とわかりました!

お菓子です♪
かわいい!

俵屋吉富製 「然」です。
花びらが中に浮いているように見えて、ゼリーのように透きとおっています。
このお菓子には、去年初リリースした「シモン・ビーズ」の「シャルドネジュース」を使用されたそうです。
黒文字は、染井吉野の枝だそうです。ここまで桜にこだわりが・・。




すごーい!大きい茶筅です!!

茶筅通しも大変豪快です。

ああー!!!
そういうことだったのか!!!!
ものすごい大きい片口のお茶碗でのお点前だと思っていましたが、7~8人分を同時にこの大きな茶碗で点てて、それぞれのお茶碗に移しかえます。すごーい!

大きい片口はそういう意図があったんだー!感動!

お茶が配られます。
男性の方ばかりだなーと思っていましたら、東京六志会というみなさまによるものでした。
袴姿、素敵ですね。

私にも運んでいただきました。

お茶は、「四分六分 長寿園詰」だそうですが、なんで六分四分なのかというと、お茶会の準備のために薄茶3種、濃茶1種をテイスティングされたそうですが、いろいろと検討した結果、ブレンドしようということになったそうです。「六志(ろくし)会」だからといってそうなったわけではないそうですが、六分と四分でブレンドされたそうで、その名前になったそうです。おもしろいですね♪

いただきました!

窓に目を向けると、この景色!
こんな春麗かな環境でこんなお茶がいただけるなんて、本当に幸せです。

桜が素敵な俳句の掛け軸。

そして、こちらがあの正倉院宝物「紺瑠璃杯」レプリカ。
花入れに見立ててあって、その茶花として、甲州種葡萄若芽が活けられていました。
香合にしてあるのは、ブルゴーニュ古式タストヴァン。タストヴァンというのは、ワインを試飲するときに使われる携帯ようの容器です。
そして、丸卓(まるじょく)はシモン・ビーズ樽古材で造られた棚です。


季節も場所も本当に最高のお茶会だと思いました。

茶杓は、「麹谷宏 作『不友留郷入』ピノノワール枝蔓ヲ削ル」

真ん丸の形の薄器は、「日の丸棗 はたけなか造」だそうです。
炭斗は、「パニエ・ブルゴーニュ」。
パニエとはワインの瓶を入れる容器のことです。これに炭を入れるなんて面白いです。
火箸は、「スクリュー頭」と書いてありましたが、スクリューはソムリエナイフの部分の名前ですが、ワインのコルクを開けるときにコルクに挿す部分です。へぇーすごい。
蓋置は、今回来日された6ドメーヌのコルクを集めて造ったものでした。

とっても楽しいお茶会でした。
麹谷宏さんと写真を撮らせていただきました。
本当に素晴らしい至福の時間でした♪
