ブルゴーニュのドメーヌ、フィリップ・シャルロパン氏が6年ぶりの来日ということで、VinSurVinさん主催の来日記念ワイン会に行ってきました!
VinSurVin(ヴァンシュールヴァン)のお店の地下にあるレストランVinSurVinで開催されました。

レストラン入り口。

地下セラーをイメージさせるレストランです。初めて来させていただき、楽しみです。

フィリップシャルロパンは、ブルゴーニュの自然派の造り手さんです。
【VSVホームページより】
"ブルゴーニュの巨匠・アンリ・ジャイエ氏も絶賛する、若き醸造家"
アンリ・ジャイエ氏に毎年新酒を利いてもらうが、果梗が多すぎると酷評が続く。ついに1990年、「やっとワイン造りがわかったな」と褒められる。
フィリップの父、アンドレは孤児でアリエール・コートで育てられた。
自分のドメーヌを持ちたいと、稼いだ金を一生懸命ためて少しずつ畑を買い取っていく。そうして集めた1.8haの畑を譲り受けたフィリップは、さらに素晴らしい畑を探し求め、現在は13.77haをも所有している。
1988年に、ラトゥール一族のマダム・ジョスリーヌ・バロンに人柄を見込まれ、ル・シャンベルタンを任されるようになる。ジュヴレイ村の古いセラーを買取り、名実ともにジュヴレイのドメーヌとなる。
数ヶ所に分かれた畑のそれぞれのテロワールを生かすことを十分に考えているため、仕込み方法は一様ではない。ゆっくりした発酵・熟成と澱によって、ピノ・ノワールの魅力を十分に引き出し、酸味が柔らかく果実味の濃いワインに仕上げている。
果実味にボリューム感があり、若いヴィンテージでも旨味があるが、もちろん長期熟成にも耐えられるワインである。
所在地 : ブルゴーニュ地方 ジュヴレイ・シャンベルタン村
栽培面積 : 13.77ha
葡萄品種 : ピノ・ノワール、シャルドネ
葡萄栽培 : 低収穫、厳しい選果
発酵前 : 長期冷温浸漬法 (約1週間、果実と果汁を漬ける)
発 酵 : 30℃以下で15-25日の長期間

乾杯は、2007年がファーストヴィンテージの「2008 シャブリ」。
5ヘクタールの畑を買ってぶどうを栽培し始めました。シャブリ地区では珍しい、全て手摘み作業で収穫を行っているそうです。
150km離れているシャブリから醸造所があるジュブレシャンベルタン村まで、収穫したぶどうを冷蔵車で運び、醸造しているそうです。600mlの樽で15ヵ月熟成するそうで、2007は新樽50%、1~2年の樽50%の割合で熟成したそうです。ちなみに2008年は新樽30%だそうで、そのぶどうの状態によって変えるそうです。

Premier
フォアグラの温かいムース トリュフのコンソメジュレ添え
スモークサーモンのブリオーシュ包み

いつもお世話になっているOさん。

2007 Chassagne Montrachet Blanc

なんとラベルの裏側からラベルを見ると、文字が見えます♪

Deuxieme
萩漁港 朝市より 寒鰤のカルパッチョ仕立て

年間生産量900本という数少ないシャサーニュモンラッシェブラン。
光沢のあるワインです。

ワインの説明を受けながら、興味深くワインをいただいています。

こちらは、今日のワインリストですが、シャルロパンさんの直筆のサインが一人ひとりに。
素敵な心遣い、ありがとうございます。

Viande
蝦夷鹿の煮込み 野生の茸添え

2007 Gevrey Chambertin Cuvee Vieilles Vignes
ジュブレ・シャンベルタン キュヴェ ヴィエイユ・ヴィーニュ
この、Vieilles Vignes(VV)ですが、フランス語で「Vieille」は「古い」という意味で、古いぶどうの木から収穫したぶどうを使って醸造したワインということです。しかし、このVVの表示をするための法律はなくて、自称だそうです。シャルロパンさんの場合、50年以上の樹齢のぶどうの木のとき、このVVを表示すると話されていました。

Dessert
温かいチョコレートタルト

山本博先生が途中からいらっしゃって、色々とお話を聞かせていただけました。


山本先生はもう80歳だそうですが、これだけ若々しくいられる秘訣は?という質問に・・・・。
「私は、二つの『W(ダブリュ)』を愛しているのです。一つは、『Wine(ワイン)』、もう一つは、『Wife(ワイフ)』なんです♪」
な~るほど(^-^*)

コーヒー。

本日のワイン達です♪


一番右の三角のラベルのワインですが、これが、
Franc De Pied sur un Grand Terroir
フラン・ド・ピエ・シュール・アン・グラン・テロワール
フィロキセラに犯されていない苗木(ピノ・ノワール)で造られた希少なワインです。
1860年代にヨーロッパの葡萄研究者がアメリカに自生する葡萄品種を輸入した際にフィロキセラを一緒に輸入してしまい、ヨーロッパの葡萄品種が壊滅状態に追いやられるという事態になりました。
これは北アメリカ東部原産の葡萄品種にはフィロキセラへの免疫があったのに対し、ヨーロッパ原産の葡萄品種はフィロキセラへの免疫が全く無かったためで、ヴィティス・リパリア等の根の皮の厚いアメリカ原産葡萄にヨーロッパのワイン向き葡萄品種(ヴィティス・ヴィニフェラ)の枝を接ぎ木する事により解決する方法が発見されるまでに非常に大きな被害を出し、フィロキセラ禍と呼ばれています。
その後もフィロキセラはカリフォルニアやニュージーランド等でも猛威をふるい、現在では上記の接ぎ木による葡萄栽培が主流になっています。
ですが、このアメリカ原産葡萄に接ぎ木をせずに、ヨーロッパ原産葡萄にヴィティス・ヴィニフェラの枝を接ぎ木する本来のやり方で造られた苗木の希少なワインが、このFranc De Pied sur un Grand Terroir
フラン・ド・ピエ・シュール・アン・グラン・テロワールなのです。
ヨーロッパでは、3ヶ所だけこれが残っているそうです。
だからといって味はどうかと言われても、ヨーロッパ原産の台木とアメリカ原産の台木とどう違うなんてわかりませんが・・・・。
希少なワインであることは確かです。

2007 Chambertin Grand Cru
シャンベルタン・グラン・クリュ

シャルロパンさんと♪
お料理も美味しくて、ワインも素晴らしかったです。
そして、山本博先生のお話もおうかがいできて、とても有意義なワイン会でした。
とても勉強になり、またワインの奥深さをしみじみと感じました。
ありがとうございました。